2016年当時のDr.EKO
私は当時、周囲から「十分だ」と言われるほどキャリアを積み重ねていました。しかし、内心では大きな悩みを抱えていたのです。そんな中、奇跡的に米国スタンフォード大学PM&Rスポーツ医学診療所へ“体の医学”を研究する医師として選ばれ、渡米することができました。この出来事は表向きには「日本人初の快挙」とされましたが、私自身の人生を大きく変えたのは、そこで学んだ“心の医学”でした。
スタンフォード大学が主催する「Enhancing Emotional Intelligence(感情知能)」の講座へ参加し、これまでなんとなく分かっていた重要性を確信に変えました。心の状態が人の生活に与える影響を深く理解することで、私は医療におけるアプローチを根本的に再考するきっかけを得たのです。